第10回ウディコン、No.41『エライザの食卓騎士』で参加中の秋月ねこ柳です。
自作品の更新も暫定的に完了となったので、
投稿されているゲームを遊んでレビューなどしていきたいと思います。
プレイした作品はコンテストの採点もしておりますので、つけた得点も併せて載せていきます。
ウディコンのゲームをよく知らない方、何から遊んでいけばいいかわからない方も
ウディコンの作品に興味を持っていただき、そして遊んでもらう参考になれば嬉しいです。
そんでもってウチの作品も遊んでいただけたらもっと嬉しいです。
本日は5作品について書かせていただきます。
掲載の順番は筆者のプレイ順になっています。
===
※注意
・コンテストの審査、採点であるため、
いつものレビューよりも悪いと思った点をはっきり言う傾向にあり、
結果、評価がきつめになっている部分があります。
・ネタバレには配慮しているつもりですが、どうしてもネタバレが含まれてしまう箇所もあります。
・コンテストで実際につけた採点も併記していますが、プレイ作品数が増えるに従い
得点に後で修正がはいる可能性があります。
・個人的主観が含まれるため、ここで高評価/低評価の作品だったからと言って
これを読んでいる方、あるいは一般的なプレイヤーにとっても
必ずしも合う/合わないとは限りません。評価・批判は実際に遊んでから。
===
【2】『とめさんのお宿にて~ほのぼの日常編~』
作者:とめさんのお宿プロジェクト 様
実プレイ時間:約15分
ストーリークリアまでプレイ。
熱中度4,斬新さ3,物語性5,画像/音声5,遊びやすさ7,その他加点0
コラボ作品のノベル+α。
基本的には読み進めるだけだが、操作可能部分も少しあり。
唐突なゲームパートに若干戸惑うかもしれないが、
相手の行動傾向がつかめさえすればなんとかなるだろう。
いろいろな作品のケモキャラ達がお宿で一騒動に巻き込まれるお話。
公開ページのサムネにある、いかにもサスペンスっぽいシーンが
『ほのぼの』と銘打った作品の中でどう出てくるか。
メタ的に茶番だろうなー、と思わせてからの持っていく展開が上手い。
原作をプレイしていなくても各キャラがどういうキャラかは
話に関わる分についてはちゃんと分かるので安心。
逆に話と関係ない部分についてはこれだけだと謎部分が多いため
原作に興味を持ってもらうための導入、宣伝、
試食品としてはかなり優れた作品。
けれどそれは一方で、本作を一つの独立した作品として評価するならば
物足りなさ、何だったんだ感になってしまうかもしれない。
それにしても、彼女(?)らの『ほのぼの日常』の基準とは一体……
【24】『風雷嬢』
作者:アマタ 様
実プレイ時間:約10分
ストーリークリア+無限モード1回までプレイ。
熱中度3,斬新さ3,物語性4,画像/音声6,遊びやすさ2,その他加点0
神様が地上の人々に電気ショック療法を施し
快感を収集するシューティング気味なミニゲーム。
ゲーム部分はシンプルな点稼ぎゲームであるが、
得点効率を一時的に上げる、アイテムを集めやすくするなど
必殺技要素を組み込んでアクセントを入れている。
それはいいのだが、しかし、なぜ必殺技の発動キーを
一般のウディタユーザーが使い慣れたはずのZXCShiftではなく
少し離れたTabキーに割り当てているのかが謎。
会話パートではキャラクターがアニメーションするあたり
キャラクターについてのこだわりを感じる。
だがそのアニメーション処理のある箇所が異様に重く、
決定キーが時々反応しないなど操作に支障が出るレベルだった。
せっかく努力した箇所だと推測されるが……。
【31】『パズル問答』
作者:むぞくせい 様
実プレイ時間:約70分
全問クリアまでプレイ。
熱中度6,斬新さ4,物語性4,画像/音声7,遊びやすさ5,その他加点0
昨年に引き続き、謎解きパズル集の一作。
見た目の派手さはないが、シンプルでフラットですっきりしたデザインは
知力発想推理力を求められる本作にマッチしており好感触。
問題数も30問と十分なボリュームがあり、
純粋にパズルに没頭する時間を楽しむことができた。
3-4などは解答に気づいた時ついニヤニヤしてしまった。
ただし4-6は……他がそのものなのに対し回答だけは関連語、
というのがちょっと違和感があったかもしれない。
昨年あった自由回答問題の同義語が不正解となるという課題にも
今回は回答形式を穴埋めにする、問題文を工夫するなどして
少なくとも自分の気づいた範囲では引っかかることが無く
理不尽さを感じずに回答することができた。
【19】『ハイスandカルト』
作者:アザー 様
実プレイ時間:約15分
116280点、およびエピローグまでプレイ。
熱中度7,斬新さ4,物語性4,画像/音声3,遊びやすさ7,その他加点0
エンドレス系横シューティング。
続々出現するザコを倒す方式の、殲滅を楽しむタイプの作品。
クリアの概念はないが徐々に敵が強くなるほか、
たまにデカい敵が現れ、ボス役となっているようだ。
ちょっとしたストーリーもついている。
ゲーム中に性能の異なるプレイキャラを入れ替える機能があり、
使用すると交代のほかに即チャージなどの追加の恩恵も得られる。
キャラを変えると曲調も変わるなどちょっとした工夫もみられる。
ところでこの交代可能な2種類のキャラだが、
正面攻撃キャラの攻撃力がかなり弱く感じられる他、
進めば進むほど集中攻撃を求められる場面が少なくなる為、
使用キャラが範囲攻撃キャラに偏りがちだった。
それは『想定外に正面攻撃キャラが弱くなってしまった』と
ついとらえがちではあるが、実は
『キャラチェンジは実はチャージなどキャラ性能以外が主目的で、
正面キャラの火力が低いのは交代の恩恵の代償であり、意図した仕様』
だったりするのだろうか。
前者なら火力を改善してもらいたいし、後者ならはっきりそう書いてもらいたいと思う。
デフォ素材が多く見た目の印象が弱い為手に取ってもらいにくそうなのが難点か。
【9】『ウシのチキンレース』
作者:ギルバート宮村 様
実プレイ時間:約10分
最高記録は1585.8m。
熱中度6,斬新さ6,物語性4,画像/音声6,遊びやすさ7,その他加点8
ゲームシステムはレバガチャしてチャージしてウシを走らせ
距離によってスコアが決まるだけのミニゲームである。
一応走らせている間も微調整が可能であり、
ただ眺めているだけにはならない、シンプルながら行き届いたゲームである。
が、より注目すべきはゲームシステムではなく、
説明書、ボクセルっぽく描画されるウシ、作中の評価文などと、
全体的にウシ感が満ち満ちていること、それにより押し寄せるナニコレ感による印象強さだろう。
ウシをじっくり観察できる謎機能も完備だ!
そのあまりのウシさの前にはもはや加点するしかない。
===
以上5作品で本日分のレビューは終わりです。
もしもこの5作の中でおすすめを1つ選ぶとしたらウシでしょうか。
しかしウディコンの審査期間は始まったばかり、
自作品を含めてもまだ59作中の6作、つまり10%ほどしか遊んでいません。
未知なる名作が眠っている可能性は大いにあるでしょう。
もう5作品プレイしたらまたレビュー記事を書いていこうと思いますので
もしよろしかったら続きもよろしくお願いします。
自作品の更新も暫定的に完了となったので、
投稿されているゲームを遊んでレビューなどしていきたいと思います。
プレイした作品はコンテストの採点もしておりますので、つけた得点も併せて載せていきます。
ウディコンのゲームをよく知らない方、何から遊んでいけばいいかわからない方も
ウディコンの作品に興味を持っていただき、そして遊んでもらう参考になれば嬉しいです。
そんでもってウチの作品も遊んでいただけたらもっと嬉しいです。
本日は5作品について書かせていただきます。
掲載の順番は筆者のプレイ順になっています。
===
※注意
・コンテストの審査、採点であるため、
いつものレビューよりも悪いと思った点をはっきり言う傾向にあり、
結果、評価がきつめになっている部分があります。
・ネタバレには配慮しているつもりですが、どうしてもネタバレが含まれてしまう箇所もあります。
・コンテストで実際につけた採点も併記していますが、プレイ作品数が増えるに従い
得点に後で修正がはいる可能性があります。
・個人的主観が含まれるため、ここで高評価/低評価の作品だったからと言って
これを読んでいる方、あるいは一般的なプレイヤーにとっても
必ずしも合う/合わないとは限りません。評価・批判は実際に遊んでから。
===
【2】『とめさんのお宿にて~ほのぼの日常編~』
作者:とめさんのお宿プロジェクト 様
実プレイ時間:約15分
ストーリークリアまでプレイ。
熱中度4,斬新さ3,物語性5,画像/音声5,遊びやすさ7,その他加点0
コラボ作品のノベル+α。
基本的には読み進めるだけだが、操作可能部分も少しあり。
唐突なゲームパートに若干戸惑うかもしれないが、
相手の行動傾向がつかめさえすればなんとかなるだろう。
いろいろな作品のケモキャラ達がお宿で一騒動に巻き込まれるお話。
公開ページのサムネにある、いかにもサスペンスっぽいシーンが
『ほのぼの』と銘打った作品の中でどう出てくるか。
メタ的に茶番だろうなー、と思わせてからの持っていく展開が上手い。
原作をプレイしていなくても各キャラがどういうキャラかは
話に関わる分についてはちゃんと分かるので安心。
逆に話と関係ない部分についてはこれだけだと謎部分が多いため
原作に興味を持ってもらうための導入、宣伝、
試食品としてはかなり優れた作品。
けれどそれは一方で、本作を一つの独立した作品として評価するならば
物足りなさ、何だったんだ感になってしまうかもしれない。
それにしても、彼女(?)らの『ほのぼの日常』の基準とは一体……
【24】『風雷嬢』
作者:アマタ 様
実プレイ時間:約10分
ストーリークリア+無限モード1回までプレイ。
熱中度3,斬新さ3,物語性4,画像/音声6,遊びやすさ2,その他加点0
神様が地上の人々に電気ショック療法を施し
快感を収集するシューティング気味なミニゲーム。
ゲーム部分はシンプルな点稼ぎゲームであるが、
得点効率を一時的に上げる、アイテムを集めやすくするなど
必殺技要素を組み込んでアクセントを入れている。
それはいいのだが、しかし、なぜ必殺技の発動キーを
一般のウディタユーザーが使い慣れたはずのZXCShiftではなく
少し離れたTabキーに割り当てているのかが謎。
会話パートではキャラクターがアニメーションするあたり
キャラクターについてのこだわりを感じる。
だがそのアニメーション処理のある箇所が異様に重く、
決定キーが時々反応しないなど操作に支障が出るレベルだった。
せっかく努力した箇所だと推測されるが……。
【31】『パズル問答』
作者:むぞくせい 様
実プレイ時間:約70分
全問クリアまでプレイ。
熱中度6,斬新さ4,物語性4,画像/音声7,遊びやすさ5,その他加点0
昨年に引き続き、謎解きパズル集の一作。
見た目の派手さはないが、シンプルでフラットですっきりしたデザインは
知力発想推理力を求められる本作にマッチしており好感触。
問題数も30問と十分なボリュームがあり、
純粋にパズルに没頭する時間を楽しむことができた。
3-4などは解答に気づいた時ついニヤニヤしてしまった。
ただし4-6は……他がそのものなのに対し回答だけは関連語、
というのがちょっと違和感があったかもしれない。
昨年あった自由回答問題の同義語が不正解となるという課題にも
今回は回答形式を穴埋めにする、問題文を工夫するなどして
少なくとも自分の気づいた範囲では引っかかることが無く
理不尽さを感じずに回答することができた。
【19】『ハイスandカルト』
作者:アザー 様
実プレイ時間:約15分
116280点、およびエピローグまでプレイ。
熱中度7,斬新さ4,物語性4,画像/音声3,遊びやすさ7,その他加点0
エンドレス系横シューティング。
続々出現するザコを倒す方式の、殲滅を楽しむタイプの作品。
クリアの概念はないが徐々に敵が強くなるほか、
たまにデカい敵が現れ、ボス役となっているようだ。
ちょっとしたストーリーもついている。
ゲーム中に性能の異なるプレイキャラを入れ替える機能があり、
使用すると交代のほかに即チャージなどの追加の恩恵も得られる。
キャラを変えると曲調も変わるなどちょっとした工夫もみられる。
ところでこの交代可能な2種類のキャラだが、
正面攻撃キャラの攻撃力がかなり弱く感じられる他、
進めば進むほど集中攻撃を求められる場面が少なくなる為、
使用キャラが範囲攻撃キャラに偏りがちだった。
それは『想定外に正面攻撃キャラが弱くなってしまった』と
ついとらえがちではあるが、実は
『キャラチェンジは実はチャージなどキャラ性能以外が主目的で、
正面キャラの火力が低いのは交代の恩恵の代償であり、意図した仕様』
だったりするのだろうか。
前者なら火力を改善してもらいたいし、後者ならはっきりそう書いてもらいたいと思う。
デフォ素材が多く見た目の印象が弱い為手に取ってもらいにくそうなのが難点か。
【9】『ウシのチキンレース』
作者:ギルバート宮村 様
実プレイ時間:約10分
最高記録は1585.8m。
熱中度6,斬新さ6,物語性4,画像/音声6,遊びやすさ7,その他加点8
ゲームシステムはレバガチャしてチャージしてウシを走らせ
距離によってスコアが決まるだけのミニゲームである。
一応走らせている間も微調整が可能であり、
ただ眺めているだけにはならない、シンプルながら行き届いたゲームである。
が、より注目すべきはゲームシステムではなく、
説明書、ボクセルっぽく描画されるウシ、作中の評価文などと、
全体的にウシ感が満ち満ちていること、それにより押し寄せるナニコレ感による印象強さだろう。
ウシをじっくり観察できる謎機能も完備だ!
そのあまりのウシさの前にはもはや加点するしかない。
===
以上5作品で本日分のレビューは終わりです。
もしもこの5作の中でおすすめを1つ選ぶとしたらウシでしょうか。
しかしウディコンの審査期間は始まったばかり、
自作品を含めてもまだ59作中の6作、つまり10%ほどしか遊んでいません。
未知なる名作が眠っている可能性は大いにあるでしょう。
もう5作品プレイしたらまたレビュー記事を書いていこうと思いますので
もしよろしかったら続きもよろしくお願いします。
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