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あきねこの後悔日誌

自作ゲームの制作状況とか、その他。



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▼ 第11回ウディコン感想集、第1集

第11回ウディコンにNo.38『ヴァーミリオンの青空』で参加中の秋月ねこ柳です。

いったん自作品の更新も落ち着いたところであるので、
毎年恒例気味のアレをやりましょう。
ウディコンの作品をガンガンプレイしてどんどん感想を書いていきます。

いっぱい作品があって何から遊んでいいかわからない、
なんて方のために作品選びの参考にでもしていただければ幸い。
もちろんウチの作品を遊んでいただけるのが一番うれしいのですがそれはそれ。

むやみに記事数を増やすのもなんとなくはばかられるので、
1記事5作品ずつ程度にまとめていこうと思います。
掲載順は基本的に作者のプレイ順です。

===

※注意
・コンテストの採点と言う性質上、普段より厳しめの評価をしている部分があります。
・ネタバレにはなるべくしないよう注意していますが、どうしても含まれる部分もあります。
・マイナス評価部分あるいはネタバレの強い部分は文字色を変えて読みにくくしています。
 読みたい場合、隠れた部分をマウスで範囲選択したり
 メモ帳にコピペしたりすれば読めるはずです。
・採点した際の得点も併記しています。ただしこの得点は暫定的な点数であり、
 プレイ作品数が増えるにしたがって後から補正する可能性があります。
・個人的主観を排しきれてない部分はあると思います。
 ここで高評価・低評価である作品がプレイヤー全員にとって合う・合わないとは限りません。
 評価や批評は実際遊んでから。これ大事です。

===

【2】『夜を歩く』
・Ver表記なし(初版?)、約1時間、クリアまで
・熱中度4、斬新さ6、物語性6、画像/音声5、遊びやすさ4、その他加点3
初めは、とにかく何もわからないゲーム。
最初に提示されるルールは、
どうやらパズルらしい、このキーを使うらしい、くらいのもの。
そこから何をしたら得点なのかすらも自力で見つけなければならない。
そしてパズルらしきもので得られたスコアを払って見られる物語も
読み進めていくと何かがおかしいと気づく。
終盤に一気に物語が繋がり、一気に物語が分かってくる。
探り探り、物語にしてもパズルにしても自分で考えて
答えが見えたその感覚を体験させることに特化したゲーム、かもしれない。
代わりにどうしても遊びやすさが犠牲になる面があるか。
パズルと物語がどう関連しているのかは自分にはよく分からなかったが、
分かる人には分かるものなのなのだろうか?

その挑戦的な作風に+3点。


【4】『遺跡ラビッツ』
・Ver1.2、約1時間、クリア+遺物コンプまで
・熱中度5、斬新さ4、物語性5、画像/音声5、遊びやすさ4、その他加点1
やたら反動のでかいキャノンを操るアクションゲーム。
キャノンをむやみに使うと反動で足場から落ちる、
キャノンの反動で移動するなどといった場面が存在する。
使用しているコモンの問題なのかもしれないけれど、
左右移動に対し上下移動が妙に早く、挙動に慣れるのがやや難しい感じ。
ただあまり長丁場な作品でもないので、
全体的にクセの強い挙動に振り回されるのも含めて楽しめばよさそう。
ステージを進めている間にケモノ達の掛け合いがあり、
もふもふなキャラデザインと無骨な装備や地形・敵との対比もいい雰囲気。
おまけ画面だけ、これと言って理由もなさそうに
ドット風でなくなっているのには何か理由があるのだろうか?

キャラがなんだか好みなので+1点。


【6】『ハートナイトメア』
・Ver1.01、約1時間、クリアまで
・熱中度7、斬新さ7、物語性8、画像/音声5、遊びやすさ6、その他加点0
ホラーゲームを名乗っているが、全くそんなことは無い。
っていうか、もうゲームの紹介画像、
特にそのキャラの右手を見た時点でいろいろ察してた。
オリジナルでドギツいグラフィックとBGM。
相変わらずのパロディー盛り、いろんな世界観を行ったり来たりで
一見滅茶苦茶なのにちゃんと芯が通っているストーリー。
1ターン無敵や行動速度4倍といった一見無茶苦茶な技を
しっかり考えて使わないと勝てないゲームバランス。
そしてプレイヤーにあんなことをさせるなんて。
とにかく味の濃い作品。
そのハチャメチャっぷりをうまくまとめる手腕に加点……
しようと思ったけどラスボス前のあの演出で減点。±0で。



【10】『ポルト・ガーディア』
・Ver1.01、約2時間、クリアまで+イラスト5/16
・熱中度4、斬新さ3、物語性3、画像/音声4、遊びやすさ4、その他加点3
パズルゲームでキャラを鍛えたりアイテムを集めたりしながら
ノンフィールド系RPGのように探索を進めるパズル+RPG。
パズルでうまく連鎖をして稼ぐほど、RPG部分の戦闘が楽になる。
完璧に稼げていれば上位アイテムを適当に投げれば勝てるだろう。
1ステージはやや長いが、パズル中にイベントが起き
連鎖や同時消しなどを要求してくるなどマンネリ解消要素もある。
(要求量が3連鎖とか5個消しとかで簡単すぎる為
 あんまり解消できてない気もするが)

英語対応という独自性に+3点。
(日本語モードでも英語過ぎてやや読みづらい箇所はあったけども。)
それにしてもパズルとRPGが組み合わさったこの感じ、
ものすごい既視感を感じる……



【48】『取材、お布団敷き、謎解き』
・Ver1.01~1.02、約2時間、全問クリアまで
・熱中度8、斬新さ5、物語性7、画像/音声7、遊びやすさ5、その他加点1
ここ最近、毎年恒例となっている謎解き詰め合わせゲーム。
今回は民宿と旅館を舞台にしたストーリー付き。
出題謎自体の質もよいだけでなく、
物語と謎解きを組み合わせた演出も見所。
シンプルでシャープなデザインのUIや場面の絵が
謎解きの雰囲気に合っており、邪魔をせず引き立てていて好印象。
ネタバレになるかどうか微妙な所だが、
今回は選択肢に仕込みをする問題は無いのだから
選択肢系の問題の回答は文字入力でなくボタン選択にした方が
操作性がよかったのではないか?という気がする。


===

今回のレビューは以上5作品となります。

今回の中での一押しは【48】『取材、お布団敷き、謎解き』でしょうか。
オーソドックスながらも質のいい謎解きが楽しめます。
【6】『ハートナイトメア』はストーリー・システムと全体的に好みではあるけれども、
万人向けではないかも。何しろプレイヤーに喧嘩売ってるし。

とはいえ、まだ遊んだ作品は自作を+1してもまだ6/68作品。10%にも満たないのです。
まだまだ未知なる名作が眠っていると信じて、どんどん遊んでみたいと思います。
今後も何作品か溜まり次第評価を書いていく予定ですので、
よろしければ今後ともよろしくお願いします。
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