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あきねこの後悔日誌

自作ゲームの制作状況とか、その他。



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▼ 第14回ウディコン作品紹介&レビューその1

第14回ウディコンも、とうとう作品受付締め切りも終了し、本格的に審査期間に入りました。
参加されている皆様も作品投稿お疲れ様です。
しかしウディコンの遊ぶフェーズは今始まったばかり、面白そうな雰囲気のゲームが数多く並ぶ中、どれから手に取っていいか分からない方々もきっと多いのではないでしょうか?私にも分からない。

というわけで、毎年恒例となりますがこの第14回も、作品を思いつくままに遊んで紹介・レビューしていく企画を始めてまいります。
なお過去回のウディコンレビュー記事目次はサイトトップにリンクが置いてあるのでそちらを参照いただければ。

始めましての方には申し遅れましたが、私は秋月ねこ柳と申しまして、今回のウディコンでは【31】『プルガ猫トリウム』で参加しております。音楽と弾幕のハーモニーを楽しむアクションゲームとなっております。
Ver1.30でイージーモードが追加されたりとわりと初版より遊びやすくなっているのではと思いますので、気になった方はぜひ手に取っていただければ幸いです。
なおサムネが不気味ですがホラーゲームではありません。奇妙なゲームではありますが。

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第14回レビュー目次
その1
 【19】『星の心』
 【8】『Cell's Shooting』
 【7】『少女大猩猩』
 ★【62】『リバーシブル・アイランド Reversible Island 』
 【74】『アグリックス先生』
その2 紹介がクセ強そうなゲーム特集
 【68】『グレイトサクセス』
 【66】『海賊黙示録』
 【27】『選択肢がなでるとなめるしかないゲェム』
 ★【73】『毒虫』
 ▼【70】『ただのRPG』
その3 素材へのこだわりを感じる作品特集
 【3】『オトリズム』
 ★【71】『メトロノームファイト』
 【1】『天上奥義伝』
 【63】『MoonCaliz -ムーンカリス-』
 ▼【13】『狼は愛を、狐は狼からの報復を、蛇は狐と狼に打ち倒されることを望んだ』
その4 システムが独特なRPG特集
 【28】『ブラックレイン』
 【61】『アビスエクスプローラ』
 【20】『ベジダンッ!』
 ★【51】『脳筋魔法使いは進学したい』
 【16】『カードカプラーアリス』
その5> 見た目のインパクトが強い作品特集
 【17】『雲間からレグルス』
 【58】『Moonet』
 【60】『うさぎパンチ』
 ★【30】『HOLLOW LONGING』
 【54】『ショートファンタジー 刻と天賦の綺譚』
その6 集める&作る作品特集
 【69】『畑から始める魔法薬学入門』
 ★【25】『メイドインザフィアー』
 【52】『割烹活法・神ノ七草』
 【24】『ウルファールの冒険』
 【15】『星空ダイヤグラム』
その7 ダーク・ホラーっぽい作品特集
 【67】『父と娘のまちがいさがし』
 【23】『廃館少女 - Replica -』
 ★【11】『家路~いへぢ~』
 【2】『Megalopolis』
 【6】『ソウテン鏡事件』
その8 特集に入らなかったけどどうしても遊びたかった特集
 【4】『魔法裁判』
 【22】『誘導 x パズル』
 【48】『コック出現』
 【49】『悪役令嬢の断罪まであと3ターン』
 ★【29】『フィッシュ・フックは涙しないRE』

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【評価についての注意事項】

・コンテストの評価という性質上、やや辛口評価となっています。
マイナス評価部分は▼印をつけ、見えにくい文字色にしていますので読みたい方だけ読むようにしてください。
・ネタバレにはなるべく気を付けていますが、うっかり入ってしまう可能性もあります。
またどうしてもネタバレなしに評価できないと思った場合、■印をつけ、見えにくい文字色にしていますので読みたい方だけ読むようにしてください。
・掲載順はプレイ順です。
・完全に遊びつくせてない作品も中にはあります。どこまでプレイしたかも併記しているのでご参考までに。
・作品はコンテスト期間内に更新されることもありますが、必ずしもプレイ済みの作品を更新した版であらためてプレイするとは限りません。その関係で、最終的な作品の状態とレビュー内容が一致しない可能性もあります。
・コンテストの採点得点も併記していますが、暫定的なものです。あとでプレイした作品評価によって後から補正することもありますが、記事上の点数も必ずしも更新するとは限りません。
・個人の主観は排しきれていないと思います。ましてや、レビュー者は製作者としてコンテストに参加している立場です。
私の評価と読者の評価、そして世間の評価が一致するとは限りません。
プレイヤーそれぞれにとってよい作品かは、それぞれが決めることです。
・当レビューを理由や根拠に誰かや何かを攻撃しないでください。
正当な批評はなされるべきだと考えますが、遊んですらない方が作品や作者を攻撃や批判するべきではありません。
・筆者の採点基準では作品のボリュームが大きい作品に対して高めの得点補正を付ける傾向があります。

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【19】『星の心』
1.01、2時間半程度
☆96までプレイ
熱中4、斬新5、物語5、素材6、遊易4、他4

天体の間を飛び回り、いろいろ試して『星の心』なるものを集める探索アドベンチャー。
ある場所にたどり着いたり、特定の物体をクリックしたり、何らかの状態で特定の事をすると変わったことが起きたりと、いろいろなことをして起こるイベントを収集していく。
惑星などの天体それぞれにはそれぞれの名前や性質にちなんだイベントが隠されており、発想力が試される。星の心リストには一部未取得のものの説明が書かれたり、取得済みのものの説明が他のもののヒントになっていたりなどするので、それっぽい事をどんどん試していこう。まさかそんなところに、と言うものを見つけられると気持ちいい。
ただ出されるヒントの多くが抽象的だったり、少ない例からの類推を求めるものだったりするため、ヒントの意味を読み違えてしまうと袋小路に陥ることも。表記プレイ時間は10~30分などとあるが、初見で完全攻略には実際5倍は時間がかかるものと思っていいかも。


【8】『Cell's Shooting』
おそらく初版、15分程度
全ストーリー開放までプレイ:32913202点
熱中3、斬新6、物語3、素材2、遊易3、他6

シューティングゲームをマス単位にした意欲作。
自機も敵機も弾もすべて画面内の1セルに配置されている。そして何かと何かが重なると『物体ID』が加算され、合成された結果の物体に変化するのだ。これによってショットと敵を合成して消す、みたいな感じになるということだろうか。
となるとどの物体IDが何だから、何と何を合成すればいいものができて、それで得点が稼げるというパズルのようなゲーム……かと言うとちょっと違う。
実際は膨大な数の物体が洪水のように押し寄せてきて何がどこにあって何したらいいかなんていちいち把握できないので、プレイ感覚としてはとりあえず適当に撃ちまくっているとなんか変な物ができて、思いもよらない方向からいろんなものが飛び散って……。
万華鏡のように突然現れるあれやこれやをその場のノリで撃って避けていく感じに遊んでしまった。
こんなプレイで良かったのか分からないが、それでもストーリー全開放はできたのでわりとそんなもんなのかもしれない。


【7】『少女大猩猩』
ver1.02、30分程度
エンディングまでプレイ
熱中5、斬新5、物語5、素材5、遊易5、他5

どういうわけかウディコンに頻出するゴリラ要素の強いゲーム、その系譜の一作品。
ゴリラに変身できる女子高生が、ゴリラと人の形態をせわしなく切り替えつつ悪の組織に立ち向かう。
ゴリラ形態だと敵を倒せるがギミックが操作できないようになっていて、人形態だと敵に触れると即死のルール。
切り替えのタイミングを誤ると死ぬので、人形態に切り替えるための隙をいかに用意するかが求められており、ゴリラを単なる出オチネタで終わらせない工夫を感じる。
ゴリラは強くて魅力的だが、ずっとゴリラでもいいかと言えばそんなことは無いのだ。


【62】『リバーシブル・アイランド Reversible Island 』
Ver.1.0.0、3時間程度
全ステージ+アイテム全回収までプレイ
熱中7、斬新9、物語6、素材7、遊易5、他7

リバーシの要領で足場を作り、目的地へ向かうパズルゲーム。
リバーシの白と黒が陸地と浅瀬に対応しており、たとえば陸地で浅瀬を挟むような位置に置けば挟んだ浅瀬が陸地に「裏返る」。
陸と浅瀬の手番は必ず交互であり、また挟めない位置には置くことができない為、狙った位置への道がなかなか作れなかったり、置きたくない場所に置かされるようになってくる。
序盤こそ何もない盤面でただ目的地を目指すだけで、そのあたりまでは簡単。
だが、ステージが進むにつれ障害物が設置されるようになり、そのあたりから置けるマスの制約が厳しくなり、一気に手ごたえある問題になってくる。
ルールだけ聞くと簡単そうな印象だが、意外と骨太なパズルをじっくり楽しめる作品。

ステージ選択時の画面切り替えの速度が遅く、1ステージずつしか切り替えられないので、最初~最後のステージ間を移動したくなったりするとかなり時間がかかる。まとめて5ステージずつ進む・戻る機能があると便利だったかもしれない。


【74】『アグリックス先生』
v1.0、累計3時間程度
62点でゲーム終了(当時ランキング8位)
熱中8、斬新7、物語5、素材4、遊易3、他5

抽象的でボードゲーム風なスコアトライアルパズル。
6×6の世界にカードを置いて、☆(駒)達を操作していろいろ生産し、世界を豊かにしよう。
カードは素材を支払うことでマス上に置くことができ、カード毎に置いた瞬間or踏んだ時or毎ターン終了時にそれぞれの効果を発揮するようになる。それぞれのカードの性質を利用して素材や得点を集めたり、さらなるカードを配置したりしていくことになる。
カードには矢印をもつものもあり、それらは☆が踏んだ時、☆を矢印の方向に移動させ、移動先のカードの効果も追加発動できる。カードの並べ方を工夫すれば一手で大量に稼げることも。カードの組み合わせの探究は奥が深そうだ。
もっとうまい稼ぎ方があるのでは、とついつい何度もやり直してしまう作品。

いま何の操作をしているかが直感的に分かりにくく、使う・残すカードと捨てるカードを逆に選んでしまったりなど操作ミスが発生しやすそうに感じた。というか自分は何度もやらかした。捨てるカード選択時と使用カード選択時で枠の色を変えるとか、今選択中の☆を目立つように表示するとか、工夫の余地がありそうに感じる。
素材アイテムが在庫数・スロット・所持数の3か所に書かれていてそれぞれ意味が異なるのだが、どれがどれなのか枠内に名前が書いてあった方が便利かも。何十分か遊んでいれば覚えるとはいえ、最初は「素材を持っているはずなのに足りないと言われる、なぜ?」と読取に手間取った。


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今回は以上5作品までとさせていただきます。
今回の中でのおすすめ作品は【62】『リバーシブル・アイランド Reversible Island 』です。
誰でも知ってるはずのリバーシの意外なアレンジに驚かされました。

また5作品ほどプレイしたらまた次の記事を書いていこうかと思います。
よろしければ今後ともよろしくお願いします。
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